相棒
超妄想。短。
知盛+望美(現代に帰らず旅する2人)
「クッ…神子どのは俺だけでは飽きたらず、こんなモノにも手をお出しになるようだ」
 知盛はそううそぶきながらすっと腰から抜刀し、気怠げに両手の剣を交差し構える。
「ちょっ知盛っ、その言い方だとあたしがいかがわしい人間みたいじゃないっ!!」
 知盛の方向にダッシュしながらそれを耳ざとく聞きつけた望美は、大声で否定の叫びをあげる。
「事実を言わせてもらったまでだが…?」
「誤解を招く言い方はやめてってば!!」
 にぃっと知盛は口の端をあげて笑う。
 望美が間一髪知盛の横に滑り込むように身をスライディングさせるのと、知盛の剣が異形の物体の一撃を受けたのはほぼ同時だった。
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2008/2/7
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